美人に生まれて失礼しました

他称・美人のあるある日記。美人仲間に共感されたいがために開設したブログ

美人VS産褥期

舐めてました産褥期。

 

※産褥期とは・・・妊娠中に起こった体の変化が妊娠前に戻っていく期間(産後6~8週間)のこと。

 

硬膜外麻酔での無痛分娩による無敵タイム終了後は、痛みを取る手段はみんな大好きロキソニン大先生のお力を借りてもなお痛いし、痛みが多少和らいだとて回復まではサポートする効能はないので、なかなかしんどかったです、産褥期。(そんな今も絶賛産褥期ですが...)

そんなわけで、産後の体調について記念レポ!!

 

  • 全身筋肉痛

出産翌日の朝、「ああ、私ついに産んだんだ...お腹の圧迫感がもうない...」としみじみしながらベッドから起き上がろうとした瞬間、全身からピギッと痛みが走るところから始まる産後1日目。

いやいやいやいや聞いてない聞いてない。何コレ、麻酔の後遺症???一動作につきすげぇ痛いんだけど、なに???

充電器にかけてたiPhoneを取るのも、ベッドから起き上がるのも、ちょっと体を動かしただけで痛い。そのタイミングで検温に来た助産師さんに聞いてみたら、「分娩で全力でいきんだからこその筋肉痛ですよ~☺️」とのことだったんだけど、分娩時間たった10分なのにまさかの筋肉痛???じゃあ有痛分娩で数時間かかる人なんてどうなるんだ...。無痛だしそういう出産後の痛みはないもんだと勝手に思い込んでたから、まさに青天の霹靂。特に股関節がずっと痛くて、里帰り中は畳に布団敷いて寝てたもんだから1回四つん這いにならないと起き上がれなくて、しばらくは生まれたての小鹿みたいだった...。

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↑まさにこういう状態ね

 

  • 後陣痛

これは麻酔が切れてきたあたりからシクシクと感じていたんだけど、子宮が元の大きさに戻ろうとする際のものらしく、これまた痛い。特に授乳中はホルモンの影響なのか子宮が締め付けられる感じでめちゃくちゃ痛くなるし、ロキソニンをもらっていても、同時にいろんな痛み(全身筋肉痛や後述する会陰裂傷)も存在するだけあって、少し和らいだかな?レベル。ただ、私は実際の本陣痛を経験することなく出産したもんだから、「本陣痛並みに痛い」って言う人の感覚は分からなくて、重めの生理痛くらいだったから、まだマシな方なのかもしれない...。入院中に治まってくれてよかった。。

 

  • 悪露

産後に子宮が元に戻る際に出る分泌液、と言われてるもので、ほぼ血液。ただ、生理に似てるようで違う。特別痛くはないけど量や内容は変化していくものの長期間に及ぶので地味にストレス。病院から産褥パッドを大量にもらったけど、産後すぐの時期のものは生理用ナプキンの夜用よりもデカくて、下着の中の定位置が常に迷子状態。あと、悪露対策として産褥ショーツを準備してたんだけど、未だに使い方がわからん。笑(あのマジックテープを外したことない...)妊娠中のクソデカダサショーツよりも使用期間短いし、かといって落ち着いた後も再活用するにも微妙な使用感だし、西松屋で適当に買った3枚セットの安物だけど、ちょっと勿体無いよねぇ...。

 

  • 胸の張り

そもそもの話なんだけど。本当に出産すると、母乳って出てくるもんなんだね...。まずそこにびっくり。これまで胸から乳なんて出たことないし、出産したとて子宮と胸って体の位置的にも離れてるのに、そんな産んだだけで一体どんな因果関係が、、、?とか半信半疑だったんですよね。。(※ホルモンの影響です)そして何より私は控えめバストなんで、なんとなく自分からは母乳は出ないんじゃ...とすら勝手に思い込んでて。というのも、先人たちからの「妊娠したらホルモンの影響で胸が張って大きくなるよ☆」という教えから、控えめバストの私は憧れの巨乳にめちゃくちゃ期待して、大きめのマタニティブラをつけてスタンバイしてたんですが、待てど暮らせど巨乳化に発展することはないまま妊娠終了(笑)。もう私の胸は一生このサイズなんだとすら覚悟してた。

が、あら不思議。産後は時間の経過とともにどんどん大きくなる私の控えめバスト。お?胸が張ってる?と思いつつ寝床についたら、胸に熱をもって、岩のようにガッチガチになった痛みで夜中に目を覚ますのには時間を要しなかったです。翌朝助産師さんにガチガチの胸をマッサージしてもらったらマシになったけど、このマッサージもまあまあ痛い。ちなみにこのマッサージは後陣痛とリンクして子宮収縮にもなるので、そっちもなかなか痛い。

あと、同時に母乳が出るように乳管開通マッサージもしてくれたんだけど、その効果も絶大で子にも飲ませる流れに。ただ、お互い慣れてない者同士の母乳での授乳なので(母親1日目vs人生1日目)、強く噛まれちゃって痛い痛い痛い!!と大騒ぎしたのも思い出...。(ちなみに今でも時々息が合わなくて強く噛まれることある...)

 

  • 会陰裂傷

まずは円座クッションを発明してくれた人、ありがとう。うちの病院は各個室に1つ用意されてたけど、これがなかったら色々無理だった...。そりゃね、股が裂ける経験なんて人生で一度もなかったから、先人たちの出産レポで「円座クッションは必須!」ってのを読んでも、産前は「言ってもそんなに痛くないでしょ~」とか「いやいやそんなクッションで痛みがやわらぐ?」とかぬかしてましたけど、前言撤回。必要です。もうね、裂けたところがパンッパンに腫れるもんだから、普通に座って何かに触れた日には絶叫したくなるレベルで痛い。そう、そこで円座クッションの出番。裂けた場所が触れないように、その部分だけ空洞になってるので、ひとまず座る分にはすげぇラク。先人たちの助言は素直に聞くべきだと痛感した出来事ナンバーワンかも。

あと、会陰裂傷で辛かったのはとにかくトイレが激痛なこと。めちゃくちゃしみる。痛すぎて毎回軽く叫びながら涙が出てた(笑) それに大のほうなんだけど、出産前の浣腸は美人で生きる身としてプライドが許せなく、なんとか分娩時は耐え忍んだ分、産後は猛烈トイレに行きたい欲がすごいのに縫われているところが再び裂けそうな恐怖で全力を出せない(先生曰くそれで裂けるとかはないとは言われたもののね...)。そのせいで便秘になり、便秘だからこそ余計全力を出さないといけないのにできなくて、さらに便秘が進む...という負のループに陥りそうになったので、妊娠前と同じように酸化マグネシウムを処方してもらいましたよ...。(何の話)それでも意を決して挑むとやっぱ痛かったし、退院直前に縫われたところの抜糸もあったけどそれもめちゃくちゃ痛かったし、退院してもしばらく痛くて大変だった。。

ていうかさ、あんな小さい穴から赤子とはいえ人間の体が通過するんだから、サイズ合ってなさすぎじゃない???

もう分娩となった時点で後戻りはできない片道切符だし、サイズ感間違ってたとしてもやるしかないんだけども、これ人類の進化でもうちょっとなんとかならないもん?って思っちゃう。

 

  • 体重の増減

妊娠中の体重増加はBMIによって基準が決まってる中、私の場合は+12~15kgまでの範囲基準だったけど、最終的にはギリギリ+12kgで出産。ただ、美人の特権・痩せてる人生を歩んできているんで、経験したことのない体重になるのは我が子と母体のためとはいえかなり抵抗があって、基準範囲内の最低ラインを目指して日々の食事管理は大変だった妊娠期。ていうか、平均的赤子の体重は出生時3kg前後というのに、残り9kgは何?って感じだし(胎盤、羊水、血液、子宮などで構成されてるらしいけど)、無事出産したら体重がどう落ちてるかワクワクしてたんですが、恐ろしいことに、産後翌日の体重は4kgしか減ってなかったんです...。そりゃそうだよね、、、いきなり増えた12kgが元通りに戻るわけないって冷静になれば理解できるんだけど、ほぼ赤子と胎盤分くらいしか減ってない中、残り8kgどうやって落とすの???って軽く絶望(笑) 

しかも病院の入院食っておいしいもののめちゃくちゃボリュームがあって(母乳を出すために必要らしい)、気にせずバクバク食べてたら、たった3日で4kg落ちた体重があっさり+3kgになったのはさらにショックだった。。(助産師さんいわく、みんなそうなんですよーとのことだったけどさ)

産褥期も無理に体重を落とそうとするのはよくないとあったので、過ぎてから運動頑張ろ...と諦めてたんですが、現段階では自然と妊娠前の体重+5kgのところまで落ちたので(つまり産後-7kg)、少しホッとしてます。新生児育児の疲れと授乳で落ちたか。。

 

 

とりあえず、思いつく限りでの産褥期の体調についてはこんな感じです。よく、「出産は全治2ヶ月の交通事故にあったのと同レベル」と言われてるだけあって、それな。ってなる。無理したら更年期障害が悪化するともされ、産後1ヶ月は安静・休養がマストと言われる産褥期。マジで里帰りしてよかった~。里帰り中は家事はおろか最低限のお皿を下げたりすることすらも親に止められ、寝てるか授乳・オムツ交換するかだったし、まさに至れり尽くせり状態。親には感謝しかない。(そのため、横になってる時にこの記事を軽くまとめれたという...)

おかげさまで、上記の体調は里帰り中にどんどんよくなっていきました。正直、こんなに産褥期が大変だと思わなかったので(冒頭のとおりめっちゃ舐めてた笑)、無痛から始まり、恵まれたお産だったなぁって思ってます。舐めてた分、いろんな痛みが始まった時の絶望感はすごかったけど。笑

ちなみに今は夫が産後パパ育休をとってくれたので、里帰り中に回復した体力でなんとか2人でやってます。まっ、親のサポートに比べたら私の負担比率が上がったけどね。。笑 ほんと里帰りせずに1人で乗り越えた人とかすごすぎて尊敬レベル。。

 

最後に。

産褥期はマジで舐めちゃいけない。

 

さーて、今日もぼちぼち育児がんばりますか。