美人に生まれて失礼しました

他称・美人のあるある日記。美人仲間に共感されたいがために開設したブログ

美人としての自覚を持った瞬間の話。

★blog開設の経緯https://bijinnisachiare.hatenablog.com/entry/2019/10/19/225318

★自己紹介https://bijinnisachiare.hatenablog.com/entry/2019/10/20/221603

 

どうも。今のところ飽きずに毎日更新中。

やっぱり吐き出し先があるといいね~。美人に生まれたがゆえの悩みとか愚痴とか、そう簡単に口に出すのはどうしても難しい分、今までのうっぷんや、自分の考えをまとめるのってわりと心地いい。

ま、ただ、飽きるのは結構早い方なので、そのうち突然更新しなくなるかもな。。突然が来る前に、毎日更新は絶対しなくなる。断言。

というか、こんなクソブログ、今のところ誰も見てねぇけどなwww(アクセス解析でわかる)

 

というわけで、表題のとおり、自分って美人なんだ・・・って自覚した時の話を。

 

自分がはっきり自覚を持ったのは意外と遅く、中学の時だった。ただ、それまでの間全く自覚がなかったわけではなく、あれ?なんかわたしって人とは違うっぽい??とは、薄々感じてはいたものの、自分が美人だなんて烏滸がましいとすら思っていた。

 

最初の違和感は保育園の時だった。

それまで、可愛いと言われる機会は確かに多かったが、それはわたしだけに限らず、周りの他の子供と同じように、「子供だからこその可愛さ」という意味だと思い込んでいた。

何歳児の時だったかすっかり忘れてしまったが、保育園で行われる生活発表会で、わたしのクラスは白雪姫の劇をやることになり、先生からのご指名で、自分が白雪姫をやることになった。

正直、めっちゃ嫌だった。当時からハキハキ元気な保育園児だったし、それも抜擢される理由のひとつだったかもしれないが、セリフが多い分覚えるのが大変そうだということと、何より主役として目立つのは苦手だった。そして、同じクラスには自分以上にしっかり者で、かつ白雪姫やシンデレラなどお姫様が好きなマイちゃんという女の子がいる。そのマイちゃんを差し置いてなぜわたし??わたし以上に適任がいるのに、なぜ立候補もしてないわたし??もちろんマイちゃんは泣いた。白雪姫やりたかったのに!とわたしに向かって突き飛ばされた。やりたくもねぇ生活発表会の主役を任された挙句、しかも突き飛ばされるというこの理不尽さ。もちろん親にも先生にも泣きながら訴えかけたが、「エリカちゃんならできる!」とか「エリカちゃんが白雪姫にピッタリだから先生に選ばれたんだよ」とか言われたが、論点ズレてるしそういうことではない。ただ、配役はすでに白雪姫以外ももちろん決まっていて、後戻りできない状況だったので、泣く泣く白雪姫をやる羽目になった。もちろん相手役の王子様も自分と全く同じような感じで、主役をやりたがるタイプではないわりと大人しめな男の子で、主役揃ってイヤイヤでやる気がなく、先生を困らせたのをすごく覚えている。今だったら主役1人体制はとらずに、モンペ対策で白雪姫が3人くらいいる劇になっていただろうけど、時代は平成初期。何をもってわたしが白雪姫をやらねばならぬのだ、と納得いかないまま生活発表会を終えた。

ただ、今になって思えば、その相手役の王子様の子、めっちゃ可愛かった。目がクリクリしててまつ毛長くて、最後にお互いの親ではないどこかの保護者に、ツーショット写真を謎に撮らされたのを覚えてる。成人後、その時の写真が入ったアルバムを見てた時に思い出して、親にそういえば・・・と話したことがある。すると、「そりゃ姫なんだから顔がいいのを選んだんでしょ。毎年そうだったよ、あの保育園。」とあっさり大人の事情を白状された。なるほど。合点。令和となった今、保育園の生活発表会での配役ってどうしてるんだろう。。

 

次の違和感は、小学校高学年の時だった。

私がいた小学校は課外活動がさかんなところで、当時特に気合いを入れていたのが音楽隊だった。わたしはそこに所属し、トランペットを担当していたが、音楽隊は行進しながら演奏するスタイル(いわゆるマーチングバンド)をとっており、指揮者はバトントワリング並のアトラクションを求められていた。ただ、それは6年生の女の子が担当していて、トランペットを担当する小5の自分には関係のないことだと思っていた。

しかし。音楽隊の指導してくれていた外部の先生は、トランペットをわたしに教えながら、でも指揮もかっこいいよねぇ?興味ある?とよく聞いてきていた。あまりにもよく聞かれるので、わたし以外にもてっきり聞いているもんだと思っていたが、実際はそうではなかったようだった。

6年生になり、音楽隊が新体制となるにあたり、卒業してしまった指揮者の女の子の後任を募集することになった。もちろんわたしは1年間トランペットを頑張って練習していたので応募する予定は一切なかったのだか、ある日指導者の先生に呼び出され、あなたを推薦したいと言われた。いやいやいやいや・・・わたし応募してないしやる気もないし!というか募集かける意味!!となったが、先生からの説得は凄まじかった。保育園の生活発表会の時は、配役を園児の個性に合わせた先生の指名制だったが、成長している小6には自主性を求めて募集という形をとっているのに、なぜここで裏工作が!?となった。保育園の時は指名制で拒否権がほぼないものだったが、小学校の場合は公募だし話が違う。それでも先生は諦めずにわたしの親にも話したらしく、Wで説得される羽目になった。だからな、わたし、目立つのそんな得意じゃないねん、、、だいたい募集かけてて希望してる女の子なんて結構いるのに、なんで希望してない私がやらなきゃいけないんだ、、、と、今回ばかりは折れないぞ!と親に反抗し、最終的には指導者の先生は諦めてくれた。そして、その大役は、白雪姫の配役争いで一方的に恨まれてしまったマイちゃんが担当することになった。そうそう、自ら希望している人間にやらせりゃいいものを、なぜ希望していない人間に強要する??と、子供ながらに不信感を持った。

が、これもあとになってよくよく聞くと、毎年指揮をする女の子はスラッと背が高く顔立ちが綺麗な子が担当するという慣わしがあったと、同じチームメイトの友人から聞いた。その友人には姉が2人おり、その姉2人も音楽隊に所属していたため、毎年そういう人選だったらしい。それを聞いて、さすがに先生に説得されていた話はその友人には触れずにいたが、目立つのが好きではない美人にとっては毎度こういうイベントに振り回されがちである。

 

と、ここまで前置きがら長くなってしまったが、実際に自覚をはっきり持ったのは中2の時だった。

小4の頃、よくわたしをからかってくる男子がいた。特に何もしていないはずなのに、しょっちゅうちょっかいをかけられ、よく泣かされていた。クラスのボスタイプの子だったから、子分を引き連れて加担してくるからタチが悪い。はっきり言って、わたしはその男子が嫌いだった。

小5以降は同じクラスになることがなく、接点は特になかったが、中2の時、再びその男子と同じクラスになってしまった。くそめんどくせぇな・・・と内心思っていたが、さすがに小4と中2では精神レベルは違う。からかわれることは全然なかったが、ただ違うことは、妙に距離を縮めようとしてくる姿勢だった。一度だけ隣の席になったことがあるのだが、あれだけ「エリカ!」と呼び捨てしてきたくせに、苗字+さんで呼んでくる。思春期特有の、異性として意識された結果、そういう態度なんだろうけど、彼の場合は違った。しょっちゅう自分の足下に消しゴム落としては取らされるし、しょっちゅう教科書を忘れたから一緒に見せて欲しいと言われるし、必要以上に接しなきゃいけないので、人を散々小学校の頃からかっといてなんなんだ、と腹を立てていた。それを、小4の時に同じクラスだった友達(前述の音楽隊の指揮者の采配について言及した子)も中2のクラスでも一緒だったため愚痴を言ったところ、

「そんなのNくんが昔からエリカのこと好きだからじゃん?小学校の時はよくある好きな子をいじめるってやつで、今は単にエリカと仲良くなりたいんでしょ。昔からエリカ可愛いって言ってたよ?エリカ実際可愛いし。」

と返され、鳩が豆鉄砲食った顔をしていたら、その友達に逆に驚かれた。

「えっ?自覚ない?ていうかそれどっち?Nくんがエリカを好きなこと?それとも自分が可愛いってこと?」

いや、、、どっちもです。。

えっ!?わたしって可愛いの??いやまあそれがそうだとしたら、確かにいろんなことが合致するけど、今までの「可愛い」って誰もが言われるやつとか、女子の社交辞令的な「○○ちゃん可愛い~!」とかじゃねぇの??ってなったが、保育園の生活発表会や、小学校の指揮者の謎采配を考えると妙に納得した。あと、謎に付き纏ってきた下級生の男の子(前の記事であげた子)の行動にも、自分が人より可愛いとなると、さらにまた点と点が繋がる形になる。

 

えーーーーそうだったの?マジで?本当に???

 

正直、わたしは中学まで洒落っ気なんてそこまでなかったし、親が選んだ服をそのまま着るような、こだわりが一切ないタイプだった。なので、自分の顔についてもそんなに興味もなかった。そういえば目がでかいな、くらいにしか思っていなかったし、他のパーツも特に何も感じることはなかった。

テレビに映るアイドルや、他のクラスで可愛いと言われる女の子に対して、もちろん自分も可愛い・綺麗、と思うことはあったが、そういえばそんな彼女らを見ても羨ましいとか憧れとかそういう感情は持ってなかった。なるほど。そういうことだったのか。。

 

というわけで、その話を帰宅後母親に話すと、「まぁそうだよね」とあっさり返ってきた。

そこで、おかしいぞ?なんかわたし美人扱いされてない??と薄々感じていたことが、ついに確信に変わった瞬間だった。

 

そして、小4の頃は散々からかってたくせに、中2から妙に馴れ馴れしく接してきていたN君に関しては、ただただ、えっ、、、キモ、、、という感情しか持てなかった。まず異性として意識されてるのもキモいし、気に入られるために忘れ物してわたしとの距離を詰めようとしてくるのもキモいし、本当に無理だった。とりあえず隣の席にいる間は波風立てないように、仕方なく教科書を見せていたが、席替えしてからは必要以上に接点を持たないよう努めた。

 

はっきり自覚をしてからは、わりと生きやすくなった気がする。女子からいじめられたりということは元々なかったが、それまで気付かぬうちに地雷を踏んでトラブルになっていたものを未然に防げるようにはなった。(前々回記事の、ダイエットや可愛くなりたいとかの同調問題)

君に届け」のくるみちゃんや、「アオハライド」の双葉ちゃんの葛藤、漫画を読めば読むほど共感の嵐で痛いほど気持ちがわかる。(別マ大好き)

協力してと頼まれたので仲をとりもとうとしたら、うっかり友達の好きな人に好かれてしまって友達関係こじらせてしまって敵を増やしたこと、可愛こぶってるとか嫌味言われたりハブにされたりするのが面倒で、ガサツな女を振舞ったこと(まぁ実際ガサツではあった)、これも全て狭い狭い中学という世界で生き抜くためには必要な経験であり、美人でさえなければ不要な経験でもあったと思う。

 

というわけで、美人として生きるためには、早めに自覚を持ち、うまいこと交わさないと基本的に面倒だよってこと、これは仮に来世また美人に生まれてしまった時のためにも脳内に焼き付けておきたいと思う。